日々に思うこと
創作に関する裏話、アンドお勧め作品紹介など。基本的にバーリトゥードゥでNHB(ノーホールドバード)な日記。
フィクサーソード18
 礼法というのは、専門の人に習うととんでもない事になるということを私は嫌というほど味わう羽目になった。騎士も礼法についてはそれなりに学ぶものだけど、それにしても王族らしさを出すというのは、私が考えているよりもはるかにきついものだったらしい。

「私、決めたわソード」
「随分と思いつめた顔で何を決意したんだキング?」
「礼法とか、必要以上に学ぶ必要はないと思うの。必要以上に気取った態度って確かにらしさを出すのには必要だけど、私もっと親しみやすい王を目指したいわけ。王様になれたら、真っ先にこの辺りをぶっ潰す事にしたわ」

 拳を握り締め熱く語ったというのに、ソードは読んでいた本を閉じる事もなく小さくため息をついて寄越しただけだった。

「まぁ、別にその辺りは好きにするといい。悪習を自分の代で断つというのならば、その祖となるお前は当然全ての礼法を納めて見せるという事だろう。まさか、キング自身が嫌だから止めようとか言い出す人ではないと信じていますから」

 痛いところをつくのに長けてる人間って人に好かれないと思うの。
 私は何とか言い返すことができないか頭をひねってみたけれど、図星をつかれ過ぎているせいで上手い返しができなかった。

「あのさー、私さー、本当に王族の血筋なのかなぁー。勘違いとか、間違いじゃないのかなぁー」
「確かに、そう考えたくなるのも無理はない。ただ、君を巡って暗殺者が動いたり、ジャッジメントが助けに来たり、政治に関わる人物が匿ったりしていることを忘れてはいないだろう」

 勿論そんな事は分っている。現実逃避をするには、周りの状況が妄想を打ち砕くのに十分だという事ぐらいは百も承知だ。それにしても王族に連なる血筋ならもうちょっとこう人を魅了する才能とかさ、あってもいいと思うの。

「私王族の才能なくない?」

 元々人の上に断つという意識が希薄なだけに自分の人を率いる能力というものに疑問があった。これはどちらかというと人が持っている気質の問題ではなかろうかと、ない頭で考えてしまったりして、つい愚痴がもれる。
 言葉にそれなりの気持ちが入っていたせいか、私の言葉にようやくソードは本を読むのを止める。

「血の力という奴で優れている人間がいるのは確かだ。ただ、人の多くは環境に応じて性質を決めているように私は思う。キングが生きてきた環境では今求められている能力が必要なかったからその才能が伸びてないだけで、心がけ次第ではある程度何とかなる」

 ある程度以上は、才能に属しますといっているようなものだけど、努力もしないうちに弱音を吐くなといいたいらしい。正論だけに、この事に関しては突っ込みどころがない。でも私だって何時までも、攻撃されているだけの無抵抗主義者ではない。

「ふぅんそういうものかなぁ。ちなみに、ソードの性格がひん曲がってるのは周りの環境がそれを求めたからってこと?」

 我ながら完璧な返し。
 胸をそらして、言ってやったと威張っているとソードは顎にて手をあてしばし考え込む様子を見せた後、口をへの字に曲げる。

「まぁ、身内に酷い病気を患った奴がいてな。あいつのせいで、私の人生は斜め上に進む羽目になったのは間違いない」

 物凄い殺気だった。
 なんか、病のせいで小さい頃から働かなければならなかったとかそういう美談ではなさそう。なにせ、殺し合いの中を潜ったのにそのどれよりも強烈な気迫を感じてしまい、先ほど前の高揚感は何処絵やら咽喉を鳴らして唾を飲み込んでしまった。

「うん、まぁ環境の話は横においておいて……皆は元気してる?」

 この気味の悪い殺気だった空間をごまかすために話題をそらしてみる。
 ボッシュ男爵の館に来てから、メヘン騎士団の皆とゆっくり話をする機会がめっきり減ってしまったのも本当で、気になっていることだから、話の流れはおかしくない。

「あいつらはいつでも無駄に元気だな。キングの近況を事細かに伝えれば……特に礼法を叩き込まれて悲鳴を上げているときけば、あいつらも喜ぶだろう」
「はぁ、何で一々棘を含ませるかな。そういう性格だと、人に好かれないわよ?」

 はじめてあったときから人柄の良さで人の上に立っているというわけじゃないのは分っている。金の力や恐怖だけで統率しているわけでもなさそうだし、上手く表現はできないんだけど、ジャッジメントだから皆ついてきているというわけでもなさそうなのがまた表現をするのを難しくしている。

「過度に好かれるのは得意じゃない。ジャッジメントをやっていると、時々なんでもできると勘違いをして期待する馬鹿がいてね、私は神様ではないし間違う事だってある。キング、私を信頼しすぎるのは危険ですよ」

 ソードは釘をさすように言い聞かせてくるが、私は笑って口を開く。

「やだ、ソードがいなきゃ私死んでたしー、せめて最低限死ぬ心配がなくなるまでは精々頼らせてもらうから」

 ジャッジメントのソード、メヘンの指揮官、彼を頼らないとどっちに白私の未来は暗い。全部の言葉に従う気はないけども、信頼はさせてもらう。口は悪いし、座学の時間は容赦ないけど、助けてくれる人を信じられないようでは、これから先疑心暗鬼に陥って力をつけるどころではなくなる。

「そうですか、それがキングのやり方ならばこれ以上は言わない事にします。精々私の力を利用して、力をつけてください」

 う、うーん、利用とかそういう意味ではないんだけど、あんまり甘っちょろい事を言うとすぐに起こられるし、ここはこれでいいか。

「でさ、そろそろ状況が動きそうなんだよね?」
「ああ、国内の勢力は大体どちらにつくか態度に出てきている。神風騎士団が大公側についたのは大公直属の騎士団だから仕方がないが、炎熱、凍結騎士団が様子見というのは少し計算違いだったな。雷鳴騎士団は元々ボッシュ男爵の直属だから当然こちら側だが、少々難しいことになりそうだ」

 貴族の子弟がそれぞれの騎士団に入っているだけあって、騎士団がどちら側につくかは重要になってくる。今のところ明確に敵対している同士が角をつき合わせているだけで、まだ予断は緩さないという事なのかなぁ。
 ジャッジメントがこちら側についているし、正当性の主張もしてこれだから、最初の一戦が重要になるとソードは続けてくる。
 はぁ、やっぱり戦いが近づいているというのをこうやって伝えられると気が重いなぁ。これを思うと、礼法の事とか些細に思えるよ、本当。
フィクサーソード17
 ボッシュ男爵は一見柔和な顔をして裏がありそうな人物だけど、私をぞんざいに扱うほど三流の悪党ではなさそうだった。最初に館に招き入れられた時から、大勢の従者をつけようと取り計らってくれたりしてたのだ。

 これはあらかじめソードと話し合っていたことだけど、ボッシュ男爵の好意はありがたく受け取るよう装い、必要最低限の人数に絞るようにしてもらった。服を着せる係や、髪結いから、沐浴の補助やら、はては爪切り係とか、全部一人でやってきた身にはげんなりとするような人の数を付けようとしたから打ち合わせがなくても、そうして貰ったような気がしないでもなかった。

 詳しく聞けば係に一人づつではなく二、三人つくというから、もうその無駄さは庶民が聞いたら噴飯ものだろう。
 ごねてごねてごねまくって、一人もそういった従者がつかないようにしようとしてけど、流石に後ろ盾になってもらっているし、父と母もろともお世話になっている弱みがある。それに、暗殺者対策の一環と言われれば断る事もできず、執事と侍女の二人だけは側につけてもらうことになってしまった。

「まぁ、キングにしては頑張った方だな」

 私がこの決定をソードに伝えたとき、この無感動な男は適当にあしらってくれた。

「うー、いや、私としてはせめて一人ぐらいに絞りたかったんだけど、あんまり最初からだだこねるのは難しくてさー」

「何、ボッシュ男爵としても助かる面はある。私たちの部隊を養うというのは当初の取り決め通りだが、最低限キング自身の親衛隊をつくることぐらいはしなければならない。従者の給与を兵士に回せるのは悪くない事だよ」

 いくらこちら側に正当性があるとはいえ、戦で勝たなければ意味がない。勝った後の事をまるで考えないのも馬鹿だけど、勝つために必要な事に力を注げないのもまた馬鹿だといえる。私が死ぬとボッシュ男爵も死ぬという状況なのだから、ソードの言葉は一理あると思う。

「じゃあ、何で最初からそう言ってこなかったわけ?」
「端的に言えば、キングには品位が足りないからだろうな」

 私はソードの言葉に思わずのけぞった。そ、そりゃあ、確かに王族の気品とは無縁に近い世界で生きてきただけあって、品位と言われてもないけど、ここまではっきりと言い切る必要があるわけない。

「じ、自覚はあるけどさ、そこまではっきり言うのはどうかと私思うな」

 頬を退くつかせながら精一杯表面を取り繕って反論すると、ソードは思案するように顎に手をあて、頭を下げる。

「失礼、言葉が足りなかったか。王侯貴族というのは、生来人の上に立って当たり前というだけあって、人を人と思わない部分がある。人は自分に使われて当然だという、庶民から見たら傲慢さとしえかいえないそれが、時に人を圧倒する雰囲気に化ける場合がないとは言えない。人の放つ空気という奴は一朝一夕に作れるものではない所を鑑みれば、少しでも貴女にそれらしくなって欲しいというのが一つ」

 私がソードがただ慇懃無礼にあたる物言いをしていただけではない事に気づき萎縮していると急に言葉を切り、身を寄せて声を小さくした。

「後もう一つは、キングと私の間に入り込み、分断する。分断が上手くいかない場合は、どんな話をしているかをボッシュ男爵に伝えるための間諜という役割の人間を多くしたいから、だ」

 耳元でささやかれた事は、早速館の内部に潜む何かに警戒を示したのだろうけど、私は耳を押さえて跳ねるようにソードから離れた。

「わ、わかってるから、耳元でささやかないでよっ」

 私の反応が多少過剰だったせいか、ソードの口がぽっかりと開いた。その開いた口が笑みの形になるのは、そう時間のかかる事ではなかったりする。

「ふむ、キングは耳が弱いのか、これからは注意しよう」

 別段ソードは変な意味で言ったわけではないと思う。だけど、首筋から顔にかけて、血が逆流してくるような感覚を抑えることが私には出来なかった。

 そんなやり取りをしてたものの、人の慣れというのは恐ろしいもので一ヶ月でなんともなくなってしまった。

 最初の頃は見張られてるみたいで居心地の悪さといったらなかったんだけど、二人とも優秀で文句のつけようがなかった。これ、一気に身分高くなったときの贅沢な悩みという奴で、我ながら自分に嫌悪感を抱いてしまう。

 執事のラインバッハさんは、いぶし銀の銀髪を髪油で後ろに流している40歳くらいのおじ様なのだけど、私が王族の贅沢について疑問を投げかけてみると表情を崩さず一礼し考えを述べてくれた。

「アルムート様がお優しいことは大変喜ばしいのですが、王侯貴族の方々がいらっしゃるおかげで、私共使用人は職を得る事ができております。差し出がましいと思いますが雇用を生み出しているという点において、使用人を雇うというのは悪ではないと私は愚考いたします」

 なるほど、そういう考え方もあるのか。
 物事をいろんな側面から見るというのは、たった十数年しか人生しか渡り歩いてない小娘には少々難しいという事なのかもしれない。だったらもっと多くの人間に接して、その考え方に触れる必要があるのだろう。

 メヘン騎士団にばかり、頼っているわけにはいかないのだから、私も成長しなければならない。成長して立派になったら、ソードは褒めてくれるかな……うーん、今一想像がつかないのよね、その辺。
フィクサーソード16
 劇的に自分の立ち居地が変わったとようやく実感できたのは、、つい最近のような気がした。何も知らないまま襲われそうになって、何が起きているのか理解する前にソードたちに助けてもらって、何をすればいいのかあやふやなまま担ぎ上げられたら、頭が状況についていかなくても当然だと思う。
 実は王様の隠し子だったというのは、吟遊詩人のお話では聞いたことがあっても、それが自分の身に起こるなんて思う人間はそうはいない。そして、私は騎士の礼儀作法を学んでいただけに、自分が使えられる側になるだなんて露とも考えてなかった。
 だから、ソードの質問には酷く困った。

「どんな王が理想だと思う?」

 私はあのまま何事もなければ、王を妄信して日々を清く過ごす事に勤める騎士になっただろう。王権は絶対で、一兵士が疑問を挟む余地などないとしているものが大多数のこの国でそれは別段おかしなことではなかった。
 理想の王、政を司る頂点。
 理想といえば、多くの民を幸せにできる王だと思う。

「民衆を幸せにできる王、だと思うけど」

 ソードは明確な答えを求めていないように見えた。
 また具体的に答えようとしたらとても一言で花足りなくなってしまうため、言葉を濁しながら間違ってはいない返答をしておく。

「模範的な答えだな。ただ、それは言葉で言うほど簡単ではないことぐらいキングならば分かると思うが、なぜか分かるだろう?」
「『前の王に比べて、民の締め付けを緩くすれば喜ばれ、後に更なる恩恵を得ようと民は渇望する』だっけ、有名な話だよね」

 為政者側の意見だから、必ずしもそうとは限らないけど、的を射ている部分はある。誰だって取り上げられる税は少なくしてもらいたいし、王が持っている権利を少し分けて欲しいと願っているはずだ。ただ漫然と取り上げる分を少なくするだけを続けていけば、王権の弱体化を招き、ひいては国が所有するべき力が衰える。

 隣国の侵略に対して耐えうる国を作り維持するには、為政者側にも力がなくてはならない。勿論国を支えるのは、民の作り上げる富なので民にも力がなければ話にならないのはわかっている。様は新しい施策を行えないものがむやみと優しい政をすれば、あまりいい結果をもたらさないってことだ。

 でも、基本的に人は自分だけが可愛いだけあって、大抵どんな王国も腐敗している部分があるし、上の階層に属するものたちに有利な制度作りをしている。特定の人間が楽をするだけの仕組みは壊してしまった方がいい。

「結構、では議院制についてはどうだろうか?」

 議院制か……よくは知らないけど、地域によって代表を選出して意見を交わして多数の意見を反映させる政治形態らしい事ぐらいは、まぁ。でも、王制にだって貴族の意見を聞く貴族議会の存在があるから、どういうものか想像は出来る。
 慎重に答えないと直に馬鹿にされるので、自分の中で纏め上げて言葉を選ぶ。

「場合によっては、王制よりも優れてるかも」

 王制は王が愚劣であれば国そのものの屋台骨に影響がある。多くの人間の意見を聞けば、必ずしもそれがただしいとはいえないが、王だけに責任を負わせる政治制度よりは或いはいいのかもしれない。

「キングは王になれるかもしれない状況で、そう考えているのか?」

 ソードに言われて私はポンと手を叩く。
 そういえば、そうだった。

「忘れてた、あはは」
「あれだけ狙われておいて、自分の立場を忘れるというのは中々の才能だ。恐れ入った、キングは私が思っているよりも大人物かもしれないな」

 うぐぐ、なんという皮肉。

「だって、ボッシュ男爵に保護してもらってから、戦なくなったもの。平和ボケしてもおかしくないでしょ」

 私が口を尖らせて文句を言うと、ソードは肩をすくめて見せた。

「今は言葉の上で、戦を起こしている最中です。キングには正当継承者としての資格があり、それを亡き者にしようとした何者かは非常に苦しい。こちらが正道と言う大義名分を取れば、相手はそれを潰そうと立ち上がらざるを得ない状況になる。今の平和はかりそめのものだ」

 私が生き残った以上、私自身に死ぬ意志がないとどうしても戦いは起こると言い切られる。
 ソードは私利私欲のために私を除くほかの継承権を持つ王族を殺害した節のある大公は、民にとって危険な人物であるといってくれている。
 戦で死ぬのも政で死ぬのも一緒だと言われても、そう思えない私は甘いといわれても、心が上手く納得できない。
 それを思えば少しぐらい現実逃避してもおかしくはないのだが、目の前の黒騎士はそれを許してはくれなかった。だから、何かにつけてそれを意識するようにこういった問答を仕掛けているのだろう。

「それで、ソードはそういう意見を私に言わせてどうするつもりなの?」
「それを考えるのが、王になるための修練だといってもいいのだが、もう少しだけ材料を挙げましょうか。味方を増やす為に必要な事について、私が話していたことを覚えているなら、私がイワンとしていることが何か、見当がつくと思いますが」

 私は腕組みして必死に考える。
 ソードの質問にはちゃんとした答えが用意されている事が多い。そしてそれは考え抜いた先にあるもので、そんなに突飛なことではない。

「貴族議会の強化、と民衆側からも議院を作るとか?」

 王という身分を自分が得たとして、それに固執しないのならば、その力をわけることによって味方を得る事ができるのではないかと暗に言うと、ソードは口元を笑みの形に変えた。

「言うのは簡単ですが、考えは悪くありませんね。王になる実感を持っていく過程で、それを失わずにいて欲しいものですがね」

 まだ具体的にどうするって言うのが出来上がっているわけじゃない。ただ、身の回りの事を考えれば、いつまでもメヘンにおんぶされているわけにはいかない。
 ゆっくりしようとすると、直にこれだからなぁ、もう。
これからの更新予定
転勤になってしまいました……しかも激戦区(別の23区)に
出世できるチャンスらしいけど、そんなチャンスよりも時間が欲しかったのに
(´;ω;`)ウッ

そんな事は横においておきさっさと本題に入ります。
まず竜魔術師を五話ぐらい書きつつ、平行してダブレット・カオスをちまちま予定です。
そんでつまみ食いのようにフィクサーをこそっと更新し、
7月ぐらいに勝手にジャッジメント本編二部を開始するつもりです。
最近の予告はわをかけて当てになりませんから、
信憑性60ぱーぐらいに捉えておいてください。

追記で……
ちらちらと質問があったので答えておきます。
勝手にジャッジメントを優先して更新してきたのはとある企画の一環なのですが、ごにょごにょ。
ただ、まだ形になる前のことなので、はっきりとは発表できんのです。
形にならなかったときのがっかり感に責任がもてないので、もう少しお待ちを。

ただなぁ……おそらくだが、私自身がもう一段階上手くなるなり有名になるなりしないと駄目かもしれんという部分がある。
有名になるには言わずもがななにかしらの賞を獲得するしかないでしょうね……。
年齢的にもギリギリだし、果たして今の若者に私の感性が通じるかはわかりませんけど、今の実力で作り上げた一品で挑戦するべき時期が来たのかもしれないです。

すげー悩むけど、更新ペースを落とさずに余暇をつぎ込むぐらいの熱意はある。
シナリオもキャラクターも細かいねたもできた。
鬼人の庵に来ている人はその熱意を更新に傾けて欲しいかも知れんけども、
一ヶ月に5−6個の更新を目安になるべく7−8更新できるよう頑張るから、
見逃してくれると助かる。

激戦区に転勤になって出鼻折られまくりだけど、
もう夢を見るにはおっさん過ぎる気もするし、
中二病も大概だけども、
やってみていいでしょうか?

やりたい事は、やっておいたほうが後悔しないですし。
がんばろーとおもーます。
今の状況について(少し愚痴がまじってごめん)
新入生や新入社員の皆様、そろそろ新生活に慣れなくて「うつ」になってませんか? 鬼人です。
http://yucl.net/←憂鬱になったら、ここの漫画を見ると少し前向きになれるかもしれません。

さてこういう出だしをしていると疑われそうですが、別に私はうつになっているわけではござーません。
ただ仕事が忙しくなって、俺の寿命がストレスでマッハというだけの事です。
最近覚えたブロント語なる言葉遣いを使ってみたりしてますが、普段から誤字脱字が多い上、国語力が皆無に近しい私の場合、普通に使っていると思われるのは確定的に明らか。
……こういうセンスももしかしたら必要なのだろうかとか思ってググってみたりもしたんだよなぁ。地の文に使うのは許されないとして、キャラクターとしてこういう語感を持つのはいずれ作ってみるかという気にはなりました。

さて、それではまず横道にそれます。
最近の不定期更新振りについてだけども、単純に言ってしまえば、心に小説を書き込む余裕がないからなんです。
……いやいや、別に心をやんでるというわけではないですので、少々我慢して読み進めてくだせぇ。
えー、端的にいいますと、私自身が『中堅社員』になってしまったのが原因です。
別に中堅社員といっても役職つきになったわけではないのですけども、しかし今の会社に入社して4年と半年はたちました。
このぐらいになったら日常業務はこなして当たり前、難易度の高い仕事もこなし後輩の面倒も見なければならないのはどの企業だって同じですよね。

私は自分の事を人並みだと思ってました。
普通にやれば普通の事ができるとそう思い込んでました。
人生というものが自分を基準にして展開されるものなので、自分はきっと普通というランクに属しているに違いないと、気づかない振りをしていたような、そうでもないような。

人を大雑把にわけると↓こうなります。
・できる人間
・割と何でもでき、頑張ればできる人
・割と何でもできる人
・普通だけど、頑張れば割と何でもできる人
・普通
・駄目気味な人だが頑張れば普通なれる←今ここ
・が、駄目っ
・NEET、だと……
・そして、宇宙へ

中二病的なものの言い方になってますけど、なんですかねー、自分の無能にようやく正面から向き合って行くかー的な。
簡単に言うと頑張らないと普通の仕事ができないから頑張って働き、頑張ってしまうと疲れて小説を書く余裕を作りづらいという事です。生きていくためには働かなくてはいけなくて、それは当たり前だという事なのです。

私は本当に適当な(軍隊用語でいう、最善を尽くすといういみではない)人間で、適度に働いて余暇を趣味に当てれば、幸せだよなぁと思ってました。
だから今の会社は、勤務時間に余裕があり、かつ民間企業で潰れる確率が低い比較的アンパイであり、給与がそこそこいい正社員(頑張れば貯金できる)、という基準で選んだんです。田舎にいたときはまさに理想だったのですが、東京に転勤になってやはりそんな仕事はないと思い知りました。

私は自覚がある分たちの悪い駄目人間で、付き合いにくく、性格はかなり駄目な方向に育ちきってしまってます。……この書き方は正直、他人から悪く言われる事に対する防衛行為に属する物言いなのでどうかとは思いますが、それを差っ引いてもろくな人間ではないんです。そんな性格だから、背筋を伸ばしてしゃんとしてないと、人並み以下になってしまいます。
仕事と趣味なんか分けて考えずに仕事に集中してようやく一人前になれるかなれないかなら、仕事に集中して趣味の時間を大幅に減らせよと、理性の部分が主張すると年を取ってきている分、反論しにくいんです。

でも、やっぱり書くということを止めたくないんですよ。
練習すればするほどこのまま延々と書き続けて、巧くなるものだろうかとか色々考えてしまっても、書きたい物語は腐るほどあって、表現したいものは書いてない時間でも思いつくんです。
だから、やっぱり書くことはどうしても止められん。
でも仕事……という板ばさみで最近更新予告との大幅なずれが生じてました。
読者の方々にはまことすまんこってすたいということです。

ちゅーわけで、最近のリアル事情を抽象的に報告しておきます。
横道にそれたまま本題に入れなかったので、明日小説の更新予定を記しておきます。
愚痴を爆発させてしまってごめんなさい。

無能だっていいじゃない
だって
マダオだもの

を心に刻んで適当に(軍隊用語で言う、最善を尽くすの意味)頑張りますので、暇なときにまたのご来店をお待ちしております。